プライベート・ライアン(スティーブン・スピルバーグ)
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス
マット・ディモン
エドワード・バーンズ
世界のスピルバーグが、第二次世界大戦に真摯な眼差しを向けた、実話ベースの感動ドラマ。
『プライベート・ライアン』(原題"Saving Private Ryan")は1998年に公開された戦争映画。
原題は「ライアン二等兵の救出」の意。史上最大の作戦といわれたノルマンディー上陸作戦のあるエピソードを題材にしている。
降伏したドイツ兵を米兵が射殺する場面の冷たいリアリズムなどが、ドイツ軍を単なる悪役にはしていない。
また、機関銃の銃声を実際に録音して使ったり、機関砲の破壊力を直接描写したり、ティーガー戦車やケッテンクラートなど、ドイツ軍の装備に関するスピルバーグならではのこだわりの時代考証がドイツ軍マニアを狂喜させた。ロケはイギリスで行われ、これらの装備は現地リエナクター(歴史再現家)達によるところが大きい。
スピルバーグはその後、トム・ハンクスと共にテレビ向けのミニ・シリーズ「バンド・オブ・ブラザース」を共同制作し、ノルマンディ作戦についての興味を追求している。
スピルバーグにとって、「太陽の帝国」「シンドラーのリスト」に続く、第二次世界大戦もの3度目の監督作。全5部門を受賞。
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